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 むし歯で痛みを感じる前に、また、歯周病で歯がグラグラして抜けてしまう前に、いかに予防処置をしていくかが大切なことなのです。健康管理において、特に歯の咬み合わせはとても重要な問題です。咬み合わせの左右のバランスの狂いは、頭痛・めまい・肩こり・姿勢の悪さ等を引き起こすことがございます。伴場歯科医院では、むし歯・歯周病・咬み合わせ等のトータルメンテナンスを行い、みなさまの日々の健康のお手伝いをさせていただきます。
 噛むことは脳を刺激することにも通じます。咀嚼は脳からの指令で行われ、噛んだ刺激はまた脳に戻り、脳を活性化します。
 普段、咀嚼は無意識に行われていますが、反射的な行為ではなく、学習を通じて覚えた意識行動です。だから赤ちゃんのころからしっかり教えることが大切です。


 現在、国内に多く見られるむし歯は、表面に穴があいたようなむし歯ではなく、表面がところどころ白くなった状態です。エナメル質からミネラルが溶け出ている状態を脱灰といいますが、歯の白い部分は脱灰が始まっている状態で、初期むし歯と呼ばれます。
 脱灰の原因になるむし歯の原因菌は、実は口中にいつもいる菌です。ところが口の中に糖質が入ってくると、それをエネルギーにして数を増やし、酸を出して歯を溶かすのです。
 糖質といっても、菌が利用するのは、砂糖に代表される発酵性糖質。特に砂糖は、原因菌を歯の表面にくっつける働きもするため、二重の意味でむし歯をつくりやすくします。
 もともと唾液には、口の中を中性に近づける作用があります。しかし、糖分の濃いものが入ってくると、唾液だけでは中性に戻しづらくなります。
 一方、むし歯の原因菌に利用されない糖質もあります。糖アルコールと呼ばれる非発酵性糖質です。これは同じように甘いものですが、むし歯の原因にはなりません。
 唾液には、溶け出たミネラルを戻す働きがあると言いましたが、それを再石灰化と呼びます。
 初期むし歯は、早期に発見し進行を食い止めると、唾液の働きで再石灰化、つまり治すことができます。ただし再石灰化には脱灰の3倍の時間がかかるため、早く進行を止めることが大切です。


 むし歯を初期のうちに治すためには、脱灰を抑え、再石灰化を早めること。そのためには、しっかり噛んで唾液を分泌させ、口の中の環境を整えておくことが大事です。
 現在は、脱灰抑制、再石灰化促進に加え、再石灰化した部分が、再び酸にさらされても溶けにくくなる、つまりむし歯への抵抗力を高める成分も開発されています。特定保健用食品になっていますので、こういった食品を利用するのもいいでしょう。
 肥満の予防、脳の活性化のために、日ごろから食べ物をよく噛み、唾液を十分に分泌させるようにしたいもの。家族そろって実践したいものです。

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