歯科衛生士からのデンタルヘルスケア
歯の健康と女性の健康

キシリトールは天然素材甘味料です。白樺や樫などの樹木から採れる成分(キシラン・ヘミセルロース)を原料にして、主にフィンランドで生産されています。また、キシリトールは多くの果物や野菜に含まれています。例えば、いちご100g中には362mg、ほうれん草100g中には107mgのキシリトールが含まれています。
口の中で溶けると、スッーとした爽やかな清涼感があります、キシリトールには、う蝕予防に役立つ効果として以下の2つが挙げられます。



まず一つめは、キシリトールの甘さにより唾液を出させる効果です。唾液量が増えることにより緩衝能が高まり、歯の再石灰化を促進します。
二つめはプラーク中のミュータンス菌を減少させ、酸生成を抑制する効果です。ミュータンス菌は通常、糖を取り込みエネルギー源として酸を生成します。この酸がう蝕の原因となります。しかし、ミュータンス菌はキシリトールを取り込むことができないため弱ってしまい、酸も生成できなくなります。
糖の中にはソルビトールのような低酸生成の糖もありますが、キシリトールのように天然素材の糖で、ミュータンス菌を減少させ酸生成を抑制するもは他にありません。そのため、キシリトールはう蝕抑制効果が認められます。


う蝕予防を目的で使用する場合、長時間口腔内に留めておけるものの方が効果が高いので、ガムやタブレットに使われるのが一般的です。また、ガムに含まれる量が多いほど予防効果は高くなります。キシリトールの効果によって、歯の表面についている粘着性のあるネバネバした歯垢(プラーク)は落ちやすいサラサラのプラークになっています。そのため、歯みがきで簡単に取り除くことができます。
キシリトールを甘味料として100%使用したガムの場合、通常、1日3回毎食後、歯みがき前にキシリトールガムを1粒ずつ噛むと充分効果があります。カリエスリスクが高く、積極的にキシリトールガムで予防しようとする方は1日五回毎食後と間食の後、おやすみ前に1粒ずつ噛むことをおすすめします。 さらに、フッ素入りの歯磨き剤とキシリトールを併用すると、効果が増大し新しいう蝕の発生を抑えます。フィンランドではキシリトール入りの歯磨き剤が一般に使用されています。



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